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搭乗者傷害保険の問題点

 「搭乗者傷害保険は定額払い」実はこれが問題です。

 例えば搭乗者傷害保険とはでお話したCさんとまったく同じ程度のケガを負ったDさんという方がいるとします。

*Dさんは学生でCさんに比べて時間的余裕があり、退院後に20日間通院しました。
*この場合のDさんが受け取る搭乗者傷害保険は入院75000円、通院200000円となります。

 搭乗者傷害保険は、まったく同じケガであっても入通院の状況によっては受け取る保険金の額がまったく違う金額となってしまいます。

 ムチウチ等の外的損傷が無いケガの場合、お客様が「まだ痛いんだよねぇ」とおっしゃる限りは示談が出来ません。もちろん、大半の方は本当に痛くて通院されているわけですが、中には保険金目当てでいつまでも通院なさる方もいます。

 又、定額払いですと高額医療を受けるような大ケガの場合、実際に支払った治療費よりも受取った保険金の方が少ないこともありえます。

 搭乗者傷害保険はいろいろと問題を含んだ保険であり、トラブルが絶えませんでした。そういった問題をクリアしてくれるのが人身傷害補償特約です。搭乗者傷害保険に変わって人身傷害補償特約が一気に普及したのは、こういった背景があるからです。

搭乗者傷害保険の今後

 現在、搭乗者傷害保険を「一日あたりいくら」といった形式での定額払いで引き受ける保険会社は、少なくなりつつあります。昨今は搭乗者傷害保険よりも人身傷害補償特約を勧める保険会社が大半であり、搭乗者傷害保険に関しては部位症状別テーブル払い特約での引き受けに限定している保険会社もあります。

 今後はますます自動車に搭乗中のケガ補償に関しては、人身傷害補償特約が主流になるものと思われます。いづれはすべて人身傷害補償特約となり、搭乗者傷害保険は無くなるかもしれません。

*搭乗者傷害保険部位症状別テーブル払い特約
 従来の日額払いと違い、ケガの症状に応じて予め決まった金額を支払う方式で、<頭部の打撲なら5万円>というように、部位・症状別に支払い金額が予め決まっています。



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